美しき終焉への道



君達にはこれから殺し合いをしてもらいます






西浦+桐青で考えてしまったので、そのまま。


死亡者…青…、毅彦…

タケ!?

準さん…
他の人よりも色素の薄い目。人知れず、何度綺麗だと感嘆したことか。
準さん…
利央?
準太!
世界で一番頼りにしていた、その腕。その人。
和さん!!
冷たい身体でも2人寄り添えば、きっと暖かい。



慎吾さん!?
彼ほどの運動神経なら、よけられない事はなかったはずなのに。
最後にカッコぐらいつけさせろよ
また、野球しような…?

利央…
誰より敬虔な彼だ、きっとこんな異常な状況は耐えられなかったんだろう
利央、もう止めよう。
慎吾さん、ごめんなさい。せっかく助けてもらった命なのに。
相打ちでなら、この天使の暴走を止められる。
霞む視界と、動かなくなるこの手を伸ばして。
あの人に触れた。




あ、べくん…!
待ってるから。そう、言ってくれた気がした。




一際目立つ長身。
バカ。なんでこんなところにいんだよ!
それでも、その手をとらずにはいられなかった。
フラッシュバックは、惜別の情。
危ないっ!
抱きすくめられた腕。真っ直ぐにならないその腕が。本当はいつだって恋しくて仕方がなかった。
あの時のいつもみたいに、頭を撫でる手。
それが、最期。


花井っ!!
傍にいたかった。少しでも一緒にいたかった。ただ、それだけだ。
こうして2人でいられる時間が増えるなら、ヒキガネをひくことさえ構わなかった。
泉…
亡骸になっているであろう、彼の前で。躊躇いなく引き金を。
田島っ!!
何〜?
その目に映る、微かな狂気の影。気付いたのは、気付けたのは花井だけ。

田島
ん?
広げられた両腕。
もう止めろ。もういい。
一度抜かれた剣。鞘はここ。
田島の左胸と花井の右胸。痛いのも辛いのもひきうけて。
花井はやっぱり優しいな。
繋いだ手も合わせた唇も、もう二度と離れないように。
死さえも2人を分かつことはなく。



三橋。
あべくん。
生き残るぞ。
・・・っう、ん!



美しい終焉を迎えるならば、どんなに醜くとも生きて生きて生き抜いてゆく。





END .







ごめんなさい
考えたら頭から離れなくなったので、スッキリするためにも書いてしまえと。脳内が。
結局書きたかったのは花井と田島の二人だけのような気も…ゴフゴフ
当時中学生だった私はこの小説に衝撃を受けまして。
その余波は今もたまに現れるのです。
初おお振りがこれで心から土下座。



071105