美しき終焉への道
君達にはこれから殺し合いをしてもらいます
死亡者…青…、毅彦…
タケ!?
準さん…
他の人よりも色素の薄い目。人知れず、何度綺麗だと感嘆したことか。
準さん…
利央?
準太!
世界で一番頼りにしていた、その腕。その人。
和さん!!
冷たい身体でも2人寄り添えば、きっと暖かい。
一際目立つ長身。
バカ。なんでこんなところにいんだよ!
それでも、その手をとらずにはいられなかった。
フラッシュバックは、惜別の情。
危ないっ!
抱きすくめられた腕。真っ直ぐにならないその腕が。本当はいつだって恋しくて仕方がなかった。
あの時のいつもみたいに、頭を撫でる手。
それが、最期。
花井っ!!
傍にいたかった。少しでも一緒にいたかった。ただ、それだけだ。
こうして2人でいられる時間が増えるなら、ヒキガネをひくことさえ構わなかった。
泉…
亡骸になっているであろう、彼の前で。躊躇いなく引き金を。
田島っ!!
何〜?
その目に映る、微かな狂気の影。気付いたのは、気付けたのは花井だけ。
田島
ん?
広げられた両腕。
もう止めろ。もういい。
一度抜かれた剣。鞘はここ。
田島の左胸と花井の右胸。痛いのも辛いのもひきうけて。
花井はやっぱり優しいな。
繋いだ手も合わせた唇も、もう二度と離れないように。
死さえも2人を分かつことはなく。
三橋。
あべくん。
生き残るぞ。
・・・っう、ん!